【25-26欧州CL第2節】ガラタサライvsリヴァプールはガラタサライが優勝候補破る大金星上げる

欧州CL

リヴァプールはリーグ戦初黒星の不安を抱えたままアウェーへ

 今季リーグ戦初黒星から中2日でアウェーへ乗り込むリヴァプールは守備の面で不安を残す。前節のついてリヴァプールのスロット監督は「(決勝点献上のシーンでは)ある選手が攻撃過ぎた。」と名指しこそ避けたものの、DFフリンポンを批判。ロングスローの場面で決勝点を挙げた相手選手との競り合いでマークを外し、これが失点に繋がった。ただ、公式戦の負けはこの1戦のみでチーム状況は決して悪くない。前節の敗戦から切り替えることが出来るか。

リヴァプールは前半から守備の課題が露呈 

 開始直後から両チームとも高いインテンシティでプレスをかけ合い、フィジカルな展開が目立つ試合となる。前半2分、開始早々リヴァプールが大きなピンチを迎える。ガラタサライMFアクギュンからMFユルマズへスルーパスを出しシュート。GKアリソン防いだが失点していてもおかしくない場面だった。前半10分までは中盤での主導権争いが続き、両チームともに決定機までは持ち込めない。リバプールはMFゾボスライを中心にボール保持を試み、押し込もうとするが、ガラタサライの守備陣も鋭い出足で応戦し、思うようなスペースを与えない。

 そして、前半16分試合が動く。ガラタサライのMFトレイラが左サイドに展開し、MFユルマズがドリブルでPAへ侵入し、ペナルティエリア内に切り込むと、対応に入ったリバプールMFゾボスライに倒されてPKを獲得。このPKをFWオシムヘンが決めて、ホームの大歓声に後押しされたガラタサライが先制に成功する。

 その後の時間帯は、ガラタサライがリードを活かしてやや守備的な布陣に切り替え、コンパクトなラインを保ちながら、リバプールの攻撃を中央で封じる展開へと移行。リバプールは保持率を高めつつも、フィニッシュまで持ち込めない苦しい展開が続く。そのまま前半が終了しガラタサライが1点リードで試合を折り返した。

エースFWサラーを投入して反撃するがガラタサライが金星を上げる

 後半開始とともに、リヴァプールはギアを上げて猛攻を開始する。サイドチェンジやダイレクトパスを多用し、中央を固めるガラタサライ守備陣を揺さぶる構えを見せた。ポゼッション率でガラタサライを圧倒し、ペナルティエリア付近でのボール保持時間が増加。

 1点リードのガラタサライは後半最大のチャンスを迎える。決定機はガラタサライに訪れた。後半8分、リヴァプールのセットプレーの繋ぎをガラタサライFWオシムヘンがカットし、GKと1対1になったがリヴァプールGKアリソンがファインセーブを見せる。そのままゴールに向かって独走した。だが、シュートはアリソンがスーパーセーブ。

 しかし後半11分、ビッグセーブを見せたリヴァプール守護神のGKアリソンが負傷交代してしまうアクシデントに見舞われる。後半17分にエースFWサラーを投入して同点を目指すが、後半23分にFWエキティケが負傷交代となるなど思うように試合を進めることが出来ない。

 そして後半43分に、リヴァプールにとって最大のチャンスが訪れる。PA内でDFコナテが相手DFと接触し、転倒。主審がPKを示すも、VARの結果相手選手がボールに先に触れていたと判断しPK取り消された。この場面ではリヴァプールの選手・スタッフが抗議するも、判定は覆らず。アディショナルタイムにはセットプレーなどで猛攻を試みたが、ガラタサライの守備は最後まで集中を切らさず、試合は1-0のまま終了した。ガラタサライがホームで今季CL初勝利を上げた。一方、アウェーのリヴァプールは先日のリーグ戦に続き、公式戦2連敗となる手痛い黒星を喫した。

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