【25-26欧州CL第2節】モナコvsマンチェスターCは終了間際にモナコが追いつきドロー

欧州CL

南野所属モナコは強敵シティを破り今季CL初勝利を上げられるか

 今季欧州CL初勝利を目指すモナコはホームに強敵を迎える。今季公式戦7試合で14失点と守備が課題だが、マンチェスターシティの強力な攻撃陣を最少失点で抑えられるかがポイントとなる。一方のシティは前節のリーグ戦で5-1と大勝しており、この試合もエースFWハーランドにボールを集めて勝利を目指す。シティは序盤からボールを保持し、モナコの守備を揺さぶる展開が、モナコは速攻やセットプレーで応戦を図ることが見込まれる。

前半はシティFWハーランドのゴラッソなどで点の取り合いに

 試合開始直後からボールを握ったのはマンチェスター・シティ。中盤でMFロドリ中心にボールを支配し、両サイドを使った流動的な攻撃を展開する。モナコは自陣に引いて守備を固め、カウンターの機会を伺う戦術を選択した。

 前半15分に一瞬の隙から先制点が生まれる。シティDFグバルディオルが中盤から相手DF最終ライン裏に浮かせたスルーパスを供給。FWハーランドが抜け出し、浮いたボールをワンタッチでジャンピングシュートを決め、シティが1-0とリードを奪った。

 しかし、直後の前半18分にモナコがワンチャンスをものにする。右サイドからボールを中央へつなぎ、DFテゼがペナルティエリア外から右足を一閃。目の覚めるようなミドルシュートがゴール左隅に突き刺さり、モナコがすぐさま1-1の同点に追いついた。

 そして前半44分に再びスコアが動く。左サイからMFオライリーが精度の高いクロスを供給し、PA内で相手DFに競り勝ったハーランドが、この日2点目となるヘディングシュートをゴールに沈めた。DFと競り合いの末、上半身の振りだけのヘディングシュートをゴールに流し込むハーランドの圧倒的な身体能力の高さが光る一撃で、シティが再びリードを奪う。前半はそのまま1-2で終了した。

後半はシティの攻勢とモナコの粘りが交錯し劇的なラストを迎える

 後半に入っても主導権はシティが握る。特に中盤からの縦パスが冴えFWハーランドやFWドクといった前線の選手が次々にチャンスを迎える。だが、モナコのGKケーンが好セーブを連発し追加点を許さない。後半28分にはMFラインデルスが切り返しからミドルシュートを放つもバーに阻まれる。後半35分を過ぎると、シティも試合を締めにかかるが、モナコの粘り強さは衰えず、徐々にゴール前への圧力を強めていく。

 そして、ついに後半45分モナコが追いつく。やや中央気味の左サイドで得たフリーキックの場面で、シティMFニコゴンザレスが上げた足が混戦からボールに飛び込んだDFダイアーの頭部に直撃しVARの末、PK判定となった。このPKを獲得したDFダイアー自身が決めて終了間際に試合を振り出しに戻した。そのまま試合は2-2のドローで終了。モナコは劇的なドローで1ポイントを取った一方、シティは手痛い引き分けを喫した。なお、モナコの日本代表MF南野はベンチ入りしたが出番はなかった。

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