【25-26プレミアリーグ第6節】チェルシーvsブライトンは三苫のレッド誘発プレスからブライトン逆転勝利

プレミアリーグ

三苫所属のブライトンは今節は勝ち切って勝点3を積み上げたい

 前節ブライトンはホームでスパーズを相手に2点を先行しながら追いつかれて痛恨のドローとなった。今季はマンチェスター・C相手に大金星を挙げた1勝のみで思うように勝てていない。三苫は前節に引き続きフルタイム出場でチームを勝利に導きたいところだ。一方チェルシーは前節開始早々退場者を出し、マンチェスター・Uに敗れてしまった悪い流れを断ち切りたい。

前半はホームのチェルシーが主導権を握る

 チェルシーのホーム、スタンフォード・ブリッジで行われたプレミアリーグ第6節は序盤かチェルシーが積極的に主導権を握る展開となった。立ち上がり数分は両チームともに中盤でのボール奪取を意識し、ファウルを繰り返す神経質な入りであったが、チェルシーが押すシーンが増えてくる。

 前半10分を過ぎる頃には、チェルシーが左右のサイドを起点に攻撃を組み立て、リズムを掴み始める。ブライトンは守備を固めつつ、速攻を狙う形で対応。チェルシーは相手陣内でのプレー時間を増やしていく。前半24分、良い流れを得点に結びつける。DFジェームズが右サイドの裏を取り、相手自陣深いところからクロスを上げる。ブロックに入ったブライトンMF三苫の足当たり、コースが変わったところをMFフェルナンデスが頭で合わせて先制に成功する。

 先制を許したブライトンは一時的に攻勢を強めるが、チェルシー守備陣も集中を切らさず、前半の終盤は一進一退の展開となったが、大きなチャンスは生まれず、1-0のまま前半が終了した。

チェルシーDFチャロバー退場で後半は一気に試合展開が変わる 

 後半開始直後、試合の流れを決定づける場面が訪れる。ブライトンMF三笘が相手陣内で味方からのパスを受けたチェルシーMFサントスにプレスをかけてミスを誘う。ブライトンMFゴメスがGKと1対1になると、チェルシーDFチャロバーに後ろから倒される。主審はそのままプレーを流したがVARの進言を受けてオンフィールドレビューを実施。その結果、決定機阻止と判定され、チャロバはレッドカードで退場処分となった。チェルシーにとって残り40分以上を10人で戦う展開を強いられる厳しいものとなった。

 数的優位を得たブライトンは、ポゼッションを高めながら徐々に圧力を強めていく。チェルシーは守備を固めながらカウンターを狙うが、数的不利の影響は大きく、得点に繋がる決定的なプレーは生まれない。時間の経過とともにブライトンの攻撃が厚みを増し、後半32分にブライトンがついに同点に追いつく。FWミンテが左サイドを突破後、鋭いクロスを送り、MF三苫と交代で後半22分から投入されたFWウェルベックがヘディングを叩き込みスコアを1-1とした。

 勢いを得たブライトンは攻撃の手を緩めない。チェルシーは守備に人数を割きながらも耐え続けるが、数的不利の疲労から集中力が低下していく。後半アディショナルタイム4分、ついに逆転弾が決まる。左サイドからのクロスに飛び込んだ途中出場のDFデクーパーがへディングシュートをゴール左隅に突き刺した。さらに試合終了間際の後半アディショナルタイム10分、勝利を決定づける3点目がブライトンに生まれる。相手陣内深い位置でボールを奪ったブライトンは縦に展開し、ラストパスを受けたFWウェルベックが冷静にゴールに流し込んで勝負あり。試合は1-3でそのまま終了し、前半に先制しながらも数的不利によって守勢に回ったチェルシーは力尽き、ブライトンがアウェーで劇的な逆転勝利を収めた。

タイトルとURLをコピーしました