直近のリーグ戦はバルサが勝利したが思わぬ展開に

現地8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦、FCバルセロナ対アトレティコ・マドリードは、カンプ・ノウで開催された。内容ではバルセロナが優勢でありながらも、退場を契機に試合の流れが大きく変わった試合となった。
幸先よくバルサが先制したように思えたが
試合は立ち上がりからバルセロナがボールを保持し、主導権を握る展開となった。中盤ではMFペドリを中心にテンポよくボールを回し、前線ではFWラッシュフォードやFWヤマルが積極的に仕掛けていく。
試合が動いたのは前半18分。MFペドリがアトレティコ最終ライン裏に抜け出したFWヤマルへスルーパスを送る。FWヤマルが中へ折り返してFWラッシュフォードが合わせて先制ゴールを上げたかに見えたがオフサイド判定となり得点は取り消された。
一方のアトレティコは4-4-2のコンパクトな守備ブロックを敷き、カウンターを狙う戦術に徹する。FWアルバレスやMFジュリアーノが起点となり、限られたチャンスからゴールを狙う姿勢を見せた。
DFクバルシが痛恨のレッドカードとなりバルサは10人になる
前半の大きな転機は42分に訪れる。アトレティコのカウンターからMFジュリアーノがバルサDFライン裏を抜け出したところでバルセロナDFクバルシが後ろからファウル。決定機阻止と判断され一発退場となった。これによりバルセロナは10人となり試合の流れは一変する。
アトレティコはこのプレーで得たFKで先制に成功する。ゴール正面やや距離のある位置からFWアルバレスが蹴ったボールは、鋭いカーブを描きゴール右上に突き刺さり先制。バルサホームのカンプノウは静まり返った。
後半は数的優位を生かしたアトレティコが突き放す
後半10人となったバルサだが攻撃の手を緩めず果敢に攻めていく。しかし、時間が進むにつれて、数的不利の影響は徐々に顕在化する。バルセロナは攻撃に人数を割く一方で守備のバランスが崩れ始め、アトレティコにスペースを与えるようになる。後半25分、試合を決定づける2点目が生まれる。左サイドを突破したDFルッジェーリが正確なクロスを送ると、ゴール前に走り込んだFWセルロートがダイレクトで合わせて追加点を上げる。
試合はそのまま終了し、アトレティコが敵地で2-0の完勝した。バルサはシュート数では相手を上回りながらも退場が大きく結果に響いた。アトレティコは堅守と決定力の高さを発揮した一方で、バルセロナは内容面で優位に立ちながらも退場によって試合を失った形となった。
