欧州CL注目のビッグカード

UEFAチャンピオンズリーグはリーグフェーズが開幕し、リヴァプールがアトレティコ・マドリーをホームのアン・フィールドで迎え撃った。リヴァプールは4-2-3-1、アトレティコ・マドリーは4-4-2のフォーメーションで試合に臨んだ。リヴァプールはニューカッスルから注目の新加入のFWイサクが3トップの中央で先発起用され、アトレティコ・マドリーもナポリから加入したFWラスパドーリが2トップの一角で先発起用された。
試合開始から大きく動いた前半
試合開始直後、リヴァプールが猛攻をかけ、前半4分にFWサラーのフリーキックがDFロバートソンに当たり先制。直後の前半6分にはFWサラーがMFグラヴェンベルクとのワンツーからアトレティコの選手数人をかわし、ゴール右隅にシュートを流し込んで2−0とリードを拡大。堅守のアトレティコ相手に序盤6分以内で2点を奪うという、衝撃的な立ち上がりを見せた。
しかし、アトレティコも反撃。前半終了間際(45+3分)にMFバリオスからの浮き球パスにFWラスパドーリが抜け出し、敵陣に侵入すると、DFマルコス・ジョレンテが技ありのトーキックシュート。アンフィールドに強いジョレンテのゴールで1点を返し、前半を2−1の1点ビハインドで折り返す。
劇的ゴールが生まれた後半
リヴァプールは後半13分、FWイサク、FWガクポ、DFフリンボンの3枚を下げ、FWエキティケ、MFマクアリスター、DFブラッドリーを投入した。その6分後、MFヴィルツのラストパスからサラーがシュートを放つがポストに弾かれる。すると我慢の時間が続いていたアトレティコが後半81分に試合を振り出しに戻す。MFバリオスのシュートの跳ね返りをDFジョレンテがボレーで決め、2−2の同点に追いついた。
それでもここで終わらないのが今年のリヴァプールだ。後半アディショナルタイム(90分+2分)にコーナーキックをDFファン・ダイクが頭で合わせて決勝ゴール。リヴァプールが3-2でドラマチックな勝利を収めた。試合終了間際にアトレティコのシメオネ監督がリヴァプールサポーターと小競り合いになり、レッドカードを喰らうというハプニングも起きた。
リヴァプールが劇的勝利をおさめたが、プレミアリーグ史上最高額となる1億1,600万ポンドでレヴァークーゼンから加入したリヴァプールMFヴィルツの初ゴールはお預けとなった。