【25-26ラリーガ第6節】ソシエダvsマジョルカは久保の得点演出でソシエダ今季初勝利

ラリーガ

開幕5節を終えて未だ未勝利チーム同士の対戦

 久保所属のソシエダは開幕から未勝利で2分3敗という苦しいスタートを切っていた。また、浅野所属のマジョルカ側も同様に勝利なしという状況で、下位グループから脱したいという中での一戦となった。また、このカードは日本人同士の対決が注目された。ソシエダの久保は先発で出場したがマジョルカの浅野はベンチスタートとなった。

ソシエダは久保が決定機を作るも点を奪えず前半を0-0で折り返す

 レアレ・アレナに集まった2万人を超える観客の前で行われた一戦は、開幕から未勝利の両チームにとって今季初白星を狙う試合となった。ホームのソシエダは序盤からボールを保持し、パスを細かく繋いで主導権を握る。中盤でリズムを作り、両サイドのFWバレネチェアとMF久保が幅を広げる形でマジョルカの守備を押し下げた。一方、アウェーのマジョルカは5-4-1の布陣を敷き、ワントップのFWムリキをターゲットにしたロングボールや速攻で揺さぶろうとした。

 前半18分左サイドをFWバレネチェアが左サイドを駆け上がり、オーバーラップしてきたDFゴメスへ預け、ダイレクトで折り返しのパスに再びバレネチェアが中で合わせる。しかしこれはマジョルカGKロマンに阻まれる。

 前半22分にもソシエダがカウンターで攻撃の形を作る。中盤でボールを受けたFWオヤルサバルが持ち上がり、ラストパスMFをバレネチェアに送り、バレネチェアがPA内で左足を振り抜いたが、ポスト右へ外れた。前半はソシエダが優勢ながら決め切れず、0-0で折り返した。

後半立ち上がりにソシエダが綺麗に崩して先制に成功する

 後半に入ると、立ち上がりに試合は動きを見せる。後半4分、左サイドからのMFソレルがボールを奪いFWオヤルサバルにボールを預ける。オヤルサバルはダイレクトで中央にいたMF久保へボールを預けて、久保がMFバレネチェアへスルーパス。バレネチェアは中へ折り返し、走りこんだオヤルサバルがフリーで中で合わせてソシエダが先制した。ソレル→オヤルサバル→久保→バレネチェア→オヤルサバルという流れるような美しいパスワークから生まれたゴールでソシエダホームのレアレ・アレーナは大歓声に包まれた。

 一方、失点したマジョルカは守備的姿勢を維持しながらも反撃を開始する。後半36分、左CKからMFコスタがダイレクトボレーシュートがソシエダMFバレネチェアの手に当たり、PKの判定となる。しかし、VARが介入したところバレネチェアの腕にはボールが当たっていたが、腕は折りたたまれて体の一部となっており、ノーハンドでPKは取り消された。

 終盤、マジョルカはセットプレーから最後の反撃を試みるもFWムリキのヘディングは枠を外れ、ゴールは遠い。逆にソシエダはカウンターからFWサディクがチャンスを迎えたが、これも追加点には至らなかった。試合は1-0のまま終了し、ソシエダが今季初勝利を挙げることとなった。一方マジョルカは開幕6戦未勝利となりまだまだ長いトンネルは続く。前節は先発出場したFW浅野に出番はなかった。

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